どれくらいの自己資金が必要なの?
自己資金は、農業用施設や機械などの設備投資費用だけではなく、本格的な研修を始めてから就農して収穫した農産物を販売できるまでは収入が見込めないため、研修期間も含めて農業所得で暮らせるようになるまでの生活資金も準備しておく必要があります。安全性を考えると研修開始してから就農後2年目までの生活費を用意しておくことが望ましいです。
自己資金額が不足する場合は、農業法人へ雇用のかたちで就農し、技術の習得をしながら独立して就農するための資金を準備することもできます。
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「いちご」で農業を始める経営モデルは?
いちごで新規参入して経営開始5年目で所得目標500万円を目指していく経営モデルを紹介するパンプレットです。
新たに農業を始める場合は、栽培施設や農業機械などの設備投資の資金が必要となります。このモデルでは、いちご栽培面積20aで、設備投資と1年目の経費を合わせた初期投資費用は約3,900万円が必要となります。
これらに加えて、収穫した農産物を販売して安定した収入が得られるようになるまでの生活資金も準備しておく必要があります。
なお、新たに農業を始める就農者向けの支援として、技術を習得する研修期間や就農後の経営が不安定な時期の資金を支援する制度や、設備投資のための有利な融資制度がありますので有効活用して資金を確保していくこともできます。
知っておきたい!農業経営支援制度。補助金・支援金や融資のご紹介